ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

小学校の図書館司書をやっている妻に誘われて見てきた。上映時間が3時間25分、途中に休憩もある長いドキュメンタリー映画。ニューヨーク公共図書館の表も裏もたっぷり見せてくれます。運営方針や予算の優先順位を議論する運営会議、地域の子供たちを集めて読み書き教室やロボット教室、リチャード・ドーキンスエルビス・コステロも登場する講演会、詩の朗読、地域のお年寄りを集めたダンス教室、就職説明会。などなど。

 

登場する人たちが自分の考えを、熱く丁寧に語り続ける映像がずっと続きます。言わなくてもわかるでしょ、というのはなし。語り手が丁寧に説明して、聞いてる方もちゃんと受け止めるやりとりを見ていると、良くも悪くもアメリカだなと思う。

 

利用者が調べ物したり、勉強したり、一人で取り組む真剣な表情がいい。講演を聴きながら、何かが閃いたのか、腹に落ちた時の、かすかにポッと明るくなる様子もいい。

 

3時間25分はさすがに腰が痛くなったけれど、図書館好きにはおすすめです。

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