ホストファミリー

この夏休み、娘が高校で開催された英語の強化プログラムに参加した。そのプログラムにチューターとして参加していたアメリカ人大学生が我が家に1週間ホームステイした。

 

ニューヨーク、ブルックリン出身の女性。この7月にカリフォルニア工科大学を卒業して、9月からソフトウエアエンジニアとしてシアトルのIT系企業に勤務する予定。両親ともインドからの移民で、ニューヨークで医者をしているとのこと。

 

事前の情報では、豚肉、牛肉、魚は食べられない。豚、牛、魚のだしもダメ。鶏肉、乳製品はOK。とのことだった。せっかく金沢に来るのに魚ダメとはつらいな。毎日どんな料理を用意すればいいんやろと妻と心配していた。実際には、焼き鳥やら唐揚げさえあればそんなに気を使う必要もなかった。ご飯も味噌汁も食べていたし、アイスやケーキも大丈夫だった。

 

家で何お話しすればいいのやらと心配だったが、会えばすぐに誰とでも友達になれる妻の助けもあって、2日もするとお互いに打ち解けて、晩御飯の会話も弾んだ。アメリカの大学の学費が高いという話で盛り上がった。カリフォルニア州立大学の学費は州の住民なら年間2〜3万ドル、州の外から来る学生は年間6万ドルらしい。私立大学だともっと高いところもあるそうだ。彼女も学生ローンの借入残高が3万ドルあるので、これから2年ほどは返済のためにとりあえず働くそうだ。その後は仕事を一旦やめて世界中を旅行したいと言っていた。

 

彼女は大学のアカペラグループに所属していたらしく、娘とはYoutubeでミュージックビデオを見ながら音楽の話をしていた。海外の人も日本人とそんなに変わらない、ちょぼちょぼや、と娘が実感してくれるといいのだが。