数学読本1 数・式の計算 方程式 不等式
今年の初めに1ページ目を開いてから1年、ようやく読み通した。途中で2ヶ月間ほど放置していた時期もあったけれど、毎日1ページでも、1問でもいいつもりで少しずつ進めて、なんとか最後のページまで到達した。明け方の居間のコタツで、ひとり最後の問題を解き終え、なんとも言えぬ達成感に浸っている。来年もこの調子でやろうとアマゾンで「数学読本2」を発注した。
高校時代は数学がからきしダメで30点以上取ったことがない。できないなら必死で勉強すればいいものを、できない自分を認めるのがいやで勉強もしなかった。
今は数学がわかったところで誰が褒めてくれるわけでもない。単なる道楽なので気楽に取り組めるのがいいのかもしれない。それに学生時代とは違って、時間に追われることがないのがいい。気が向いた時に自分のペースで進めていける。
この本の解説は、先生が生徒に語りかけるような調子で書かれていて親しみやすい。更に、問題が無闇に難しかったりテクニカルだったりしないのもいい。本文で説明したことの確認程度の問題から徐々に難易度を上げた問題が並んでいる。難しい問題は解答例を鑑賞するつもりで読んだ。
仕事に数学が必要なわけでもない。数学が苦手な娘の質問に四苦八苦しながら答えているうちに、ふと「数学意外と面白い。」と感じて、酔った勢いでアマゾンでこの本を買って始めたのだ。どれだけ時間がかかるかわからないけれど6巻まで読み進めるつもりだ。