文喫は楽しい。

昼飯を食べて息子と別れてから、六本木の「文喫」という本屋さんに行った。2018年12月に開業した入場料をとる本屋さんで、店内に喫茶スペースがあって、お茶とコーヒが無料。本棚から好きな本を選んで、お茶しながら読むことができるのだ。

 

まずは、受付で入場料1800円を払う。ネットでは1500円と書いてあったので、一瞬「えっ。」と思ったが、1500円は平日の料金で、土日祝は1800円とのこと。平日の18時以降なら1000円だ。平日限定となるが月1万円で使い放題となる料金プランや、企業契約プランもあるそうで、シェアオフィス的な使い方もできるようだ。

 

奥の有料スペースに入る。休日のためか結構混んでいたが、喫茶スペースに席を確保してコーヒーを受け取る。書架のスペースは想像していたほど広くないが、自然科学、哲学、宗教のスペースの割合が高い。料理と旅行関連、デザイン、写真集も充実していて、かなり私好みの本の配置。

 

適当に5冊ほど手にとって席に戻って読む。図書館と違って最新の本があるので、ネットや新聞の書評で気になった本を好きなだけ鷲掴みにして、座ってじっくりと読み散らかせるのは、まさに至福の時。本を取っ替え引っ替え3時間ほど滞在。パソコンで仕事している人や、お茶だけ飲んでいる人もいる。意外に若い人が多いのに驚いた。シェアオフィスだと思えば安い。それに、休みの日に3件喫茶店をハシゴすることを思えばそんなもんか。金沢にもこんな場所があれば、平日の夜に毎日でも通うのにと思う。

 

書架の隙間で本を選んでいたら、とある放送局のスタッフから朝の番組の取材できているのだが、利用者として話を聞かせてくれないかと頼まれた。0.5秒くらい出演してもいいかなと思ったが、すぐに思い直して丁重にお断りした。

 

せっかく来たので記念にと、少し気が大きくなって、普段なら図書館で借りるような本を2冊購入して店を出た。

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