2020-03-19 インド哲学10講 本 「ある」、「ない」。「〜になる」、「〜でなくなる」。「存在」、「非存在」についてのインド哲学各流派の考え方を紹介する。 主要な論点は、まず、何も無いところから、何かが生じて、そこから俗世の諸々がそのように生じるのかということ。 ブラフマンが増殖する。 ブラフマンが変化する。 ブラフマンは一切変化しないが、いろいろな側面が顕現する。 ブラフマン? そんなもの無い。原子が集まって発現するだけ。 さらっと一度読んだだけでは、半分も理解できなかったが面白そうな雰囲気だけはつかめた。この世の諸々がどのような過程で生じるかというのは、仏教の苦の生滅と関係する部分があるので、関連する他の本も読んでみたい。 インド哲学10講 (岩波新書) 作者:赤松 明彦 発売日: 2018/03/21 メディア: 新書