気分の流れ

連日35度近くの暑さが続いていたが、お盆の雨のあとはめっきり涼しくなった。日の出が遅くなり、朝焼けに浮かぶ雲も秋らしい形になった。
 
毎日日記を書くつもりが一週間空いた。仕事が始まると、どうしても仕事に意識が向いてしまい、それ以外のことをやろうという気力が削がれてしまう。
 
今日、坐るかやめとくか、走るかやめとくか、日記を書くためにパソコンのスイッチを入れるかやめとくか。選択は些細なことで左右される。なんとなく気分がいいと前向きの微かな決断をひとつする。不思議なことに、その決断ひとつ下すだけで、前向きの流れが生まれる。すべてが前向きに転がりはじめる。
 
朝、眠いながらもばっと布団から出て顔を洗う、という決断をする。顔を洗うと、じゃあ次に坐ってみようかという気分になる。坐るとちょっとむずかしい本でも読んでみようというき気になる。本の次は日記でも書いてみようかという気になる。
 
朝、布団の中で鬱々としていたはずが、そんな流れで、結構機嫌良く一日を過ごしていたりする。気分の流れは微妙であてにならないものだ。