ウェブ進化論

シリコンバレーの活力、底力を再認識させてくれた。
 95年に、サンノゼ(電機メーカーの現地法人)に赴任したころから、インターネットを利用するようになり、最初のころは、アメリカに居ながら日本の情報を得られることに感激して、パソコンの前にかじりついていた。しかし、最近は仕事の情報収集で使うか、決まったサイトをのぞく程度で、パソコンに関しても、性能はよくなっているのだろうけれど、ときめくものを感じないなと思っていました。ところが、「向こう側の世界」に大変な技術革新が進んでいたんですね。Googleの「世界中のありとあらゆる情報を整理する」というミッションとそれを可能にする技術力、全然知りませんでした。印象に残った言葉は

 情報処理コストがどんどん安くなることで、これまで切り捨てられていた小さな需要がビジネスになっている。1億人から1円集める例えにうなづく。行政の仕事にも応用できそうな考えだと思った。

 世界中からエンジニアが集まって、実力で勝負する世界はエンジニアではなかった自分にとってもワクワクした。私も、協力したいと思った。今の状況で何ができるか考えたい。