2014-01-01から1年間の記事一覧

現代航空論 技術から産業・政策まで

飛行機の技術から生産、航空運輸、ファイナンスまで、飛行機に関することを一通り概観できる本です。 目次 第1章 航空機の技術と製造 第2章 航空機輸送とその安全 第3章 空港政策の変遷と今後 第4章 航空交通システム 第5章 航空機ファイナンス 第6章 地球環…

日本経済はなぜ浮上しないのか アベノミクス第2ステージへの論点

4月に消費税が5%から8%に上がってから景気はどうなったのか? 仕事で企業の設備投資担当の方をお話をする機会が多いので、そういう人たちのお話を伺うかぎりではあまり増税の影響ないように思っていた。昨年から明らかに設備投資の件数は増えているし、4月以…

焼き鳥&串揚げ忘年会

昨晩は、総勢12人で忘年会。料理の内容をよく確かめずに「飲み放題付きで5000円でお願いします。」と予約したら、揚げ物、中華、肉、ピザなどお腹にどっしりくる料理が多くて、推定平均年齢45歳の団体には少しヘビーだった。(おいしかったけど) お…

おでん忘年会

昨日は、4人でこじんまりとおでん忘年会。片町のおでんやさん「赤玉」の15時の開店と同時に入店し、かんぱーい。午後ののんびりとした時間が流れる中、だらだらと燗酒を呑みながらおでんをつまむ。仕事のことと少しと職場への不満もおりまぜながら、話が…

イチョウ 奇跡の2億年史

イチョウに、こんな歴史があったとは知りませんでした。 かつては北半球の全域に生育していたが、気候変動などであちこちで途絶え、かろうじて中国南部の山間で生き延びた。数千年前からヒトに大事にされ、1000年前ごろに自生地から寺院の庭などへの移植が始…

インターステラー

「インターステラーおもしろいよ。」と職場の同僚に薦められ見てきました。仕事が終わった後の上映時間を調べると、20時40分スタートで終了は23時40分。3時間の長編。お客さんもあまり入っていなかったので最後まで見てられるかと心配しながら上映…

風呂とトイレの掃除

年末の大掃除の第一弾として、気合いを入れて風呂とトイレの掃除。 風呂の天井や壁の所々にあるカビは、カビキラーを雑巾にしみ込ませて拭き取る。油断してカビで真っ黒になった湯船の手すりは、カビキラーをかけて雑巾で巻いて、その上からラップで密閉して…

1D

娘がノートにたくさん書き込みながら、ネットで何やら調べている。「何しとるん?」と聞くと、ワンダイレクションのことを調べているという。ワンダイレクションはイギリスの5人組の歌手らしい。彼女はその中のナイルという人が大好きだそうだ。ちなみにナ…

霧のむこうに住みたい

今年初めての雪に閉じ込められ、本棚から須賀敦子の「霧のむこうに住みたい」を取り出し、こたつでを読んだ。どんよりした曇り空だが今日は雪のおかげで明るい。部屋も本も白さが際立つ。 霧の深い日は、朝、目がさめたとき、窓の外の自動車の音が、いつもよ…

ある家族の会話

イタリアの作家、ナタリア・ギンズブルグの自伝的小説。須賀敦子が翻訳しているので読んでみた。 何気ない家族の会話、日常生活の説明が延々と続く。その中で、20世紀初め頃の子供時代から、徐々にファシズムが台頭して、戦争に家族が巻き込まれていく。兄弟…

七回忌

昨日は父の七回忌の法事だった。 親戚一同に実家に来てもらって法要をして、旅館で食事をした。おじさん、おばさん達も随分年をとったなと思ったが、考えてみれば父も生きていれば今年で72歳。私が子供の頃は、盆や正月には集まって酒飲んで大騒ぎしていた…

資本主義が嫌いな人のための経済学

著者は現代経済学に精通した哲学者。 政府の役割は小さければ小さいほど良い、税金はできるだけ安くすべきだ。全ては市場にまかせて政府が介入すべきでない。日本の農業はコストを削減して国際競争力をつけなければいけない。石油が高すぎる、価格を統制すべ…

プライムリブ

大阪に住む妻の両親が今年で結婚50周年だということで、お祝いにみんなで食事に行った。自分たちが食べたいのが半分、両親ともお肉が好きということが半分で、プライムリブを食べさせてくれる大阪梅田の「ロウリーズ・ザ・プライムリブ 大阪」に行った。 …

日本はなぜ旅客機をつくれないのか

著者は石川島播磨重工でジェットエンジンの設計に従事していた方。各章のタイトルのとおり、戦後の航空機産業の大型プロジェクトがなぜうまくいかなかったかが綴られています。 第1章 ジェットエンジン自主開発開発路線の挫折 第2章 帯に短したすきに長し…

須賀敦子の世界展

この前横浜に行った時、予定がキャンセルになって半日空いてしまった。どうやって過ごそうかと思っていると、ホテルのロビーで神奈川近代文学館の「須賀敦子の世界展」のチラシを見つけた。何年か前に「ミラノ霧の風景」、「ヴェネツィアの宿」、「コルシア…

野毛界隈

横浜に行き桜木町のビジネスホテルに泊まった。 晩ご飯を食べようと、桜木町の駅の西側にある野毛あたりをウロウロした。個人経営の小さな呑み屋が沢山、おじさん向けのもつ焼きやとか居酒屋が多いけれど、中華料理のお店や、こぎれいなビストロやバーもチラ…

隷属への道

ハイエクの1944年の著書。財の配分を政府が中央集権的に行う体制を「集産主義」と名付ける。これに対して、個人が自己の利益を増大させるために行う市場での取引にまかせることを「自由主義」と名付ける。 ハイエクは、20世紀に入ってから一貫して、「集産主…

明治大正史 世相篇

柳田国男が、昭和6年にその当時の世の中のごく平凡な事象を観察し、明治、大正の間に世の中がどう変わったかをまとめたもの。食べ物、住まい、都市、職業、交通、産業などあらゆる分野に触れています。江戸時代から昭和にかけて社会がどのように変化したの…

データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則

ウエアラブルセンサのデータを分析してわかったことが紹介されています。面白かったです。著者は日立製作所の中央研究所の方。 まず、最初はに登場するのは、時間の使い方の法則。 左手の手首に着けたセンサーで、腕の動きを24時間毎日記録します。人は一…

リスクにあなたは騙される 「恐怖を操る論理」

直感(腹)で捉えるリスクと、合理的に確率を計算して(頭)捉えるリスクが全然違う。そして、頭は腹に引きずられるというお話。リスクにあなたは騙される (数理を愉しむ)作者: ダン・ガードナー,田淵健太出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/07/24メディ…

東山界隈歩く

この前の日曜日、久しぶりに東山界隈をうろうろと散歩した。 まずは、お昼ご飯に家族そろって小橋の「いなばや」へ。入り口に「今日は出前が立て込んでいるのでしばらくお待ちいただきます。」との貼り紙。まあ、急ぐ訳でもないので、そのままお店に入って席…

幕末百話

明治35年に、報知新聞が当時の古老に幕末の頃の思い出話を聞き取りして連載記事としてまとめたものです。 江戸の庶民の生活がよみがえってくるようです。町人が無理難題をふっかけてくる武士に困らされる話。逆に、威張り腐った武士に町人たちが束になって…

なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略

グローバルな土俵で戦う企業群(G)と、地域に密着した市場(L)で活動する企業群は、別の原理で動いている。地域に根を張った、医療や介護、教育、飲食、健康関連、小売などのサービス業の経済全体に占める割合がどんどん大きくなっているにも関わらず、グ…

菅江真澄遊覧記1

菅江真澄は、いまの愛知県豊橋市あたり出身で、1784年(天明4年)、32歳の時に、東北へ向けて旅立って以来、1829年(文政12年)、76歳で亡くなるまで一度も故郷に戻ることなく、東北に留まり、東北各地を旅し続けた人だ。1巻には、信濃を旅した記録。秋田に…

夏休み

夜、虫の声が目だって聞こえるようになった。今年の夏もそろそろ終盤だ。娘は夏休みの宿題にようやく目処がついたようでひと安心。毎年のことだが、夏休みといっても子供たちはやけに忙しそうにしている。学校に行く機会も多いようだし、部活や習い事、夏休…

日本の200年 徳川時代から現代まで

アメリカの歴史学者アンドルー・ゴードンが、1,800年から2,000年までの200年の日本の歴史をまとめた本。 明治維新も、文明開化も、戦争に突き進んだ過程も、戦後の驚異的な経済発展も、どれも世界中で起こった経済や政治の流れの一環であり、安易に日本人の…

夏休みの自由研究「でんぷんのヒミツ」

算数と理科が苦手な小学5年生の娘。今年は理科の自由研究が夏休みの必須の宿題になっているらしい。「テーマは何にするの?、と聞くと、ヨウ素液でいろいろな食べ物にでんぷんがあるかどうかを確かめたいと言う。ひとひねりほしいなと思いつつも本人がやりた…

紀元二千六百年 消費と観光のナショナリズム

紀元二千六百年=1940年=昭和15年において、観光は非常に好調だった。戦前の日本では、その年が観光のピークだったことを手がかりに、著者は戦時が日本人にとって暗い谷間だたという見方をくつがえそうとします。その頃までは、ナショナリズムが消費や観光…

昭和 戦争と平和の日本

アメリカの歴史学者、ジョン・W・ダワーが、太平洋戦争の前と後で日本がどう変わったのか、どう変わらなかったのかについて、社会体制、映画、原爆研究、特高警察が集めた不穏落書、人種差別意識、占領政策などを通して明らかにしていきます。 戦争の準備に…

マレフィセント

朝からあまりに暑いので、娘と娘の友達を連れて駅前に映画を見に行く。マレフィセントは、眠れる森の美女のお話を、魔女を側から見た物語。面白かった。娘も満足した様子。 CGの目をまわすような空を飛ぶ映像とか、本物と見分けがつかないようなリアルな映像…