2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和 戦争と平和の日本

アメリカの歴史学者、ジョン・W・ダワーが、太平洋戦争の前と後で日本がどう変わったのか、どう変わらなかったのかについて、社会体制、映画、原爆研究、特高警察が集めた不穏落書、人種差別意識、占領政策などを通して明らかにしていきます。 戦争の準備に…

マレフィセント

朝からあまりに暑いので、娘と娘の友達を連れて駅前に映画を見に行く。マレフィセントは、眠れる森の美女のお話を、魔女を側から見た物語。面白かった。娘も満足した様子。 CGの目をまわすような空を飛ぶ映像とか、本物と見分けがつかないようなリアルな映像…

記憶のしくみ 上 脳の認知と記憶システム

生き物が物事を記憶するしくみについて、ノーベル生理学・医学賞をとったエリック・カンデルが解説する。 記憶には非陳述記憶と陳述記憶との2種類がある。 非陳述記憶とは、意識できない記憶のこと。例えば、最初は大きな音に驚くけれど、同じような音が繰…

手から心へ 辰巳芳子のおくりもの

料理家の辰巳芳子を紹介したドキュメンタリー映画「天のしづく」を撮影した映画監督が、撮影の様子や辰巳芳子との関わりを紹介した本。 辰巳芳子の料理本は何冊か買って試してみたけれど、この人の料理はお手軽でもないし、ありあわせの材料で手短に作るとい…

折檻

東京国立博物館の平成館で開催中の「台北 國立故宮博物院」展に行ってきた。残念ながら翠玉白菜の展示は終わっていたけれど見応えあった。特に、汝窯の青磁輪花碗と青磁楕円盤は良かった。東洋館では、故宮博物院展に会わせて、馬蝗班と国宝の青磁下蕪花瓶も…

世界の使い方

著者のニコラス・ブーヴィエがフィアット500(トッポリーノ)に乗って、ジュネーブを出発し、1年半かけてアフガニスタンとパキスタン国境のカイバル峠まで旅をする。旧ユーゴスラビアからギリシャ、トルコを通って、イラン、アフガニスタンまで。 お金が…

知らなかったこと

ホンダF1の総監督をつとめた桜井淑敏さんの講演を聞く機会があった。桜井さんはホンダF1の第2期(1983年〜1992年)に総監督だった人だ。 1983年は私が高校生の頃、ホンダがF1に復帰するということで1年くらい前から楽しみにしていた。当時…

探求 エネルギーの世紀

石油、天然ガス、原子力発電、再生可能エネルギー、省エネ、電力市場の自由化、電気自動車、バイオエタノール。エネルギーに関する最近までの(2011年の福島第一原発の事故まで)ありとあらゆる動きがまとまってます。上下巻ともに400ページを超える…

修道院のレシピ

何年か前に買って本棚に入れっぱなしにしていました。一部写真もありますが料理の手順を文字だけで説明してあってとっつきにくいし、分量の説明も大雑把で使いにくそうだったからです。フランスのごく普通の家庭料理の基本のレシピがたくさん掲載された本で…