ミラノ 霧の風景

チンクェチェントが現役の頃の、イタリアでの暮らしを綴ったエッセイ。著者の須賀敦子さんは、1953年にイタリアへ留学、イタリア人と結婚し、13年間暮らした方です。旅行者や、仕事で2,3年住んだだけでは伺い知ることができないような、イタリアで出会った人との思い出が綴ってあります。日本へ帰国してから20年後に書いたものとのことで、自慢げに自分の体験を語るでもなく、思い出を大事に一つ一つ掘り起こすような感じで、しかも淡々と書いてあるのが好きです。

チンクェチェントで検索したらこんなの見つけました。チンクェチェント博物館