デジタル・ワークスタイル 小さなことから革命を起す仕事術

今のメインの仕事は職場の雑用係のようなもので、お互いになんの脈絡もないような細切れ仕事を受けて、担当者に割り振って、回答を取りまとめて返す仕事です。たいしたことがない一つ一つの業務も、たくさんのものが、平行して走っている状態なので、締め切りなどの進行管理が大切になります。


一方では、じっくり腰を落ち着けて企画をまとめるような仕事も抱えているので、効率良く雑用をこなしてまとまった時間を確保することも必要です。


この本は、メールの効率的な処理の方法や、Googleカレンダーなどのツールを使った日程管理や、To Doリストの利用のやり方から、RSSを使った効率的な情報収集、自分の考えを整理するためのブログの書き方まで網羅しています。今すぐに、自分の身の回りから何か改善したいと思っている人には非常に役に立つ本だと思います。


デジタルの力を利用して、余計なことを忘れられる環境を作利上げ、締め切りなどいろんなことを覚えておかなくてはいけない、という脳みそのストレスをいかに軽減させるかということがポイントのようです。


アウトルックのTo Doリストで定期的に繰り返してやる仕事のマニュアルを作るとか、事前に予想した仕事に必要な時間と実際にかかった時間を比べて、仕事の効率化の指標にするというのを試してみようと思いました。メールの署名に定型の文例を一緒に登録しておくというのも確かに便利そうです。わたしは定型の文例は、日本語変換ソフトのユーザー辞書に登録していました。出来るだけマウスを使わないでショートカットキーを使うというのも、慣れるまでは迷いますが、確かにすばやく画面操作が出来て便利だと思いました。


Googleカレンダーは確かに便利です。ネット接続さえ出来れば何処にいても見ることができるし、携帯からも内容の確認や更新ができるので非常に便利です。今までアウトルックの予定表などのデジタルものと紙のスケジュール表を併用していたのですが、携帯でいつでも見られることがわかったので、最近Googleカレンダーに一本化しました。


日々の仕事の細々したノウハウは、自分で試行錯誤しながら改善を積み重ねて行けばいいのでしょうが、新しい方法を試すのが面倒だというのが先にたって、少しの不便を毎日繰り返す方を選んでしまいストレスを蓄積することになってしまいます。たまには、こんな本を読んで新しい方法を試してみるは、私のような年寄りには大事だと思いました。

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術