散歩のとき何か食べたくなって

池波正太郎さんのうまい店紹介を中心とした、食に関するエッセイ集。大学生の頃文庫で買って読んだ本。


少年時代、池波さんが兜町の株の仲買店で働いていたころに、お客さんからもらったチップをためて、銀座・資生堂パーラー通ったそうです。そこで食べた、銀の器に盛られたチキンライスが大変うまかったとあります。


是非、私も食べてみたいと思い、就職して東京に出てきたときに、当時付き合っていた妻といっしょに行きました。本当に銀の器に入って出てきたのに感心しましたが、おいしかったかどうかは、よく覚えていません。就職したばかりの若造は、周りのお客さんの雰囲気にのまれて少々緊張しました。確かそのときでチキンライスが2,300円でした。妻はカレーを食べていました。


何年か前に建物が新しくなったそうなので、こんど東京に行ったらもう一度行ってみようかしら。


散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)

散歩のとき何か食べたくなって (新潮文庫)