「餡子」と「海草」を食べる人たち

アメリカにいたころの話。

同じ職場で働いていた人は、台湾人、フィリピン人、ベトナム人、タヒチから来た中国系フランス人と、アジア系の人が多数派で、いわゆる白人系の人は少数派でした。みんなでよく昼飯にそれぞれの国の料理を食べに行きました。もちろん国によってそれぞれ料理は違うのですが、アジア系全体に共通して言えたのは、「あんこ」と「海草」を食べるということででした。アジア系は、みんなあんこもの大好きです。一方アジア系以外は、「何で豆が甘くなきゃいけないんだ」と嫌いな人が多いです。海草も「Sea weed」と言って気持ち悪いと言う人が多かったです。

日本に帰国して、アメリカに戻る時にここの最中を買って帰ると、アジア系はみんな喜んでくれました。


アジアといっても、国民性なんか結構違う部分も多いけれど、例えばこんなことで親近感を感じたものです。