貧乏神髄

テレビもない貧乏長屋に住んで、長火鉢の前に座ってキセルゴールデンバットをふかして、土鍋でご飯を炊いて暮らす。晩酌はトリス。


今の私には、この本のような貧乏生活は無理です。も少しお金が欲しい。家族と旅行に行きたいし、新しい車に乗りたい。も少しいい自転車も買いたい。外でご飯も食べたいし、本も値段を気にせず新刊を買いたい。


そう思う一方で、この本のような身軽な暮らしに憧れる部分もあります。あくせく働いてゴミのようなものばかり買い込んでいるような気もします。100円ショップとテレビへの批判は共感しました。


稼ぐために、会社へ切り売りしている時間と、それ以外の時間、例えば、家族と過ごしたり、好きな本を読んだり、自転車に乗ったりする時間とのバランスをどうするか?ということだと思います。人によって、均衡するポイントは違いますが、どちらかに極端に振れて、バランスを崩すとロクなことありません。


それにしても、土鍋ご飯は旨そう。一度試してみよう。

貧乏神髄

貧乏神髄