がん

父が肺がんで死んで1年経ちました。去年の7月に骨折で入院したところ、CTを撮ってみたら肺がんを発見、既にリンパに転移しており第4期。そのまま入院。そのころは骨折以外は全く元気で本当にがんなの?と半ば疑っていたのですが、だんだん体が弱ってお医者さんが言っていたとおり、12月の初めに亡くなりました。


この方が書いているように、がんはある意味幸せな病気だと思います。5ヶ月間のうちに、父も、家族も少しずつ死に向かって準備ができました。父は身の回りを整理して、母と弟と私にそれぞれ、言うべきことはちゃんと言っていきました。病状がかなり悪化していた11月中ごろに、父と2人っきりで一晩過ごせたのは本当に良かったと思っています。そんな込み入った話をしたわけでもないのですが、一緒にいて看病できて良かった。亡くなった日の朝、もうほとんど意識はなかったはずなのに、うちの息子と娘が学校に行くからと呼びかけたとき起き上がろうとしたのには驚きました。


父の死を経験して、自分の残り時間を意識するようになりました。