太平洋百貨店の鍋

上海での2日目。夜9時過ぎに晩御飯を食べに行こうとホテルの周りをぶらぶらしていると「太平洋百貨店」のネオンサインを発見。中に入れば何か食べ物にありつけると期待して地下に向かう。日本のデパ地下と違い台所用品などの生活雑貨売場だったが、奥のほうに小さな食堂街がひっそりとあった。サイゼリア、日本風ラーメンの店、中華の鍋料理の店。恐る恐る遠巻きに鍋の店のメニューを覗いていると、真っ赤な頬のぽっりゃりした女性の店員さんが、「まあ、座りなさい。」と言ってくれたような気がしたので、席に着いた。


メニューを見るとよくわからない中国語がたくさん書いてあってどう注文すればいいのかわからない。英語も通じないし、とりあえずスープらしきものと野菜をいくつか注文したものの、怪訝な顔をして店員さんが立っている。もっと何か具を頼んだほうがよさそうな雰囲気だったので、適当にいくつが注文した。一緒に行った3人で店員さん2人とあーでもない、こーでもないとやりとりすること10分。ようやく、ビールと鍋にありつけた。鍋は注文の仕方が悪かったのか、妙に野菜ばかりたくさん入ってた。


中国語もろくに話せない日本人の注文に根気よく付き合ってくれた店員さんに感謝。こんなときにやさしく接してもらえると身にしみます。ビール鱈腹飲んで鍋食べて3人で76元でした。


太平洋百貨店:http://apalog.com/china/archive/56