エル・アレフ

アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のホルへ・ルイス・ボルヘスの短編集。ギリシャ、ローマ、中世の様々な人物の名前や文献の引用がどんどん出てくるので、はじめはお話の中に入りづらい。でも、寝そうになりつつ、行きつ戻りつしつつ読んでいると、どんどん引き込まれる。


巻頭の「不死の人」は人が永遠の生命を手に入れると、どうなるのか。意外な結末を見せてくれます。このお話に登場する「迷宮」。他のお話にも何度も登場します。西洋の人にとって「迷宮」って何なのでしょう。


何度も読み返したくなる本です。

エル・アレフ (平凡社ライブラリー)

エル・アレフ (平凡社ライブラリー)