包丁を研ぐ

ホームセンターで砥石を買ってきた。


これまでV字型の砥石の切れ目に包丁を入れて前後させるシャープナーを使ってきたけれど、切れ味がだんだん悪くなってきたので、砥石で研ぐことにした。昔々、大工だった祖父が家に来て、母の包丁を研ぐのを横で見ていたことはあるけれど、自分で研ぐのは初めて。


まずは「包丁の研ぎ方」をネットで検索して、写真付きの解説や動画を見てイメージをつかむ。砥石を20分ほど水につけて湿らせてから研ぐ。どのくらい力を入れていいのかがわからず、恐る恐る、ゆっくりゆっくり砥石の上で包丁を前後に動かす。しばらくすると、砥石の削りかすと水が混ざってぬるぬるしてくる。包丁を持ち替えて裏側も同じように研ぐ。


冷蔵庫からトマトを取り出して試し切りしてみる。皮にすっと刃が入っていかないので、もう一度研ぎなおし。同じことを3回繰り返して、ようやくスパッとトマトの皮が切れるようになった。


無心に包丁を動かしているのが楽しくなって家にある、牛刀2本に、菜きり包丁、果物ナイフ、出刃を全部研いだ。千切りキャベツをつくるにしても切れ味がいい包丁を使うのは楽しい。