遠乗り

実は、今年の夏休みに中学2年の息子と二人で自転車で遠くに出かけようと思っていた。


そう思っていたら、夏休みに入ってすぐに彼が「自転車でおばあちゃんの所に行ってみたい。」と言うので、「いっしょに付いて行こうか?」と聞くと、「ひとりで行ってみたい。」と言う。少し寂しい気もするが、せっかくなので好きにさせることにした。


私の母の家は加賀市にある。金沢から約50キロくらい。地図を見て自分でコースを決めておけよ。と言ったら、ひたすら国道8号を走るつもりのようだったので、海沿いの交通量の少ない道を教えておいた。当日は、ネットの地図でコースを確認して、自分で鞄に着替えと食料をつめて準備していた。私は彼の自転車に余っていたボトルホルダーを取り付けて、タイヤの空気圧をチェックした。


おそくても4時間あれば着くくらいの距離なので、そんなに心配することもない。でも、いざとなると事故にあったらとか、熱中症で倒れたらとか、次々と心配事が湧いてくる。そんな心配事は飲み込んで、妻と娘といっしょに「いってらっしゃい」と送り出す。午後1時30分に出発して、向こうに着いて電話があったのが4時30分。途中コンビにで2回休憩したとのこと。少し足の筋肉が痛いというので、帰りは軽いギアにしてクルクルペダルを回すようと言った。


次は、妻の実家のある大阪まで行くことを考えているらしい。