2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

うつわわいち

先週輪島へ行ったときに、「うつわわいち」を覗いてきました。輪島塗りの作家さんの器やちょっと気の利いた全国のやきものが並べてあるお店です。お店の方に置いてある器のことを詳しく説明していただきました。気に入ったのは、伊賀の焼き物の急須、お茶碗…

中庭の食事

古本屋で見つけてきた本。1982年に論創社という出版社からでている。中国文学が専門の奥野信太郎さんの随筆集。奥野さんは1899年生まれで1968年に亡くなられています。橋本左内が大叔父で、おじいさんが森鴎外の先輩になるそうです。年代としては幕末の江戸…

ポテトグラタンと焼き葱

長男が暇そうにしてたので晩御飯を一緒に作った。お題はポテトグラタン。朝日新聞の料理欄に掲載されていたレシピ。牛乳でジャガイモを崩れるくらい柔らかく煮て、ジャガイモのでんぷんで粘りをだす。ジャガイモの他に入れるのはハムだけ。これをグラタン皿…

よろよろと

長男は友達の家へ、妻と娘は買い物へ行き私が家で留守番。本でも読みつつ昼寝してようかとも思いましたが、天気がいいので久しぶりに走ってきた。2ヶ月ほど全く運動していない身、無理しないようにゆっくりと走り出す。ちょっとペースを上げると息が切れる…

休日

午前中、子供たちを連れて近所の小児科へ行きインフルエンザの予防接種をする。その後玉川図書館で「日本事物誌」と「隋園食単」を借りてくる。「日本事物誌」は「逝きし世の面影」で何度も引用されていた本。チェンバレンというイギリス人が見た幕末から明…

逝きし世の面影

田中優子さんの「未来のための江戸学」で紹介されている本です。 幕末から明治の初めにかけて日本を訪れた欧米人が見た日本の印象を丁寧に拾いあつめて、その頃の日本の時代の肌触りを再構成します。明治以降西洋の国々に対抗していくために、日本人自らが捨…

大波

正月にみんなで実家の近所の神社に初詣へ行った帰り道、海岸に行ってみました。海は大荒れでときどき並みが防波堤を乗り越えてきます。 息子に波の近くまで行こうと誘い2人で防波堤へ恐る恐る近づいていきました。そこへ、ザッブーンっと大波がこちらに向か…

NAVI

車の雑誌「NAVI」が4月号を最後に休刊するらしい。そういえばここ10年くらい、自分で買ったことなかった。1984年の創刊当初は発売日を指折り数えて待つくらい一生懸命読んでました。買うと3日くらいかけて隅から隅まで読んでました。渡辺和博さんのコラ…

茶室とインテリア

年明けにコタツ買ってきました。コタツなんて所帯じみたものは家に置きたくないと思ってやせ我慢してきたのですが、コタツの暖かさと心地よさの誘惑に負けました。 今の家のリビングは天井を吹き抜けにして、2人がけのソファと1人がけの椅子を2脚置いて暮…

キムチの文化史 朝鮮半島のキムチ・日本のキムチ

キムチの起源と進化の状況を、朝鮮半島と日本に分けて丁寧に辿ります。キムチの説明の前段として漬物の分類と歴史についても語られます。過去の料理書や歴史書の記述を丁寧に分析してキムチの意外な事実が明らにしていきます。 キムチには、唐辛子をつかった…

未来のための江戸学

人口が減少していき、経済は縮小していくかもしれない日本の将来を考える時、参考になるのは江戸時代だそうです。17世紀前半までは高度成長期。その後は長く安定して世が続く。著者は江戸から未来につなげたいこととして以下の3つを挙げます。・豊かさの…