かもめ食堂

最近、北欧ものに興味をもっている妻が買って来た本。薦められて読んでみました。


群よう子さんの本は、以前まとめて読んだことがあります。アメリカの下着メーカーのモデルになるために、アメリカに滞在する話なんか結構好きでした。今回久しぶりに読みました。サチエが、ミドリにガッチャマンの歌詞を、突然教えてくれと言うところなんか。思わず声をあげて笑いそうになり、ああこんな感じだったと思い出しました。


サチエが、料理学校に通って、いろんな国の料理を身につけながらも、お父さんの作ってくれるおにぎりとか、味噌汁と野菜の煮物なんかの普通のごはんを大事にしているところは、最近の自分の気分に近いと思いました。お金と手間をかけたご馳走もいいけれど、なんでもない毎日の食事をきちんと作ることができるようになりたいと思います。毎日は、そんなに華々しいことなんかなくて、なんでもないことの積み重ねなので、そのなんでもないことを「きちん」とやるか、いい加減にやるかで、長い目で見るといろいろ変わってくるような気がします。「人生、毎日が修行」ですかね。


外食するときに、安い値段で、普通のものを、普通にきちんと食べることができるところって、なかなか無いです。最近行ったところでは、「大手門そば お多福」が良かったです。普通の、そば、うどんがメインの食堂だけど、そこそこおいしくて、なんとなく気分がいい場所でした。

かもめ食堂

かもめ食堂