アメリカの食卓
実家の物置を整理したときに見つけました。学生の頃に大阪の阪急かっぱ横丁の古本屋街で650円買いました。初版が1982年ともう20年以上昔の本です。著者の体験したアメリカ料理を綴ったエッセイです。学生の時に読んだ時もそこそこ面白かったのですが、今回読み返してみたら、そうそうと思える部分がたくさんありました。
◆アメリカ人にとってのハンバーガー
マクドナルドなどのチェーン店のファーストフードとしてだけでなく、屋外で人が集まるときにみんなでワイワイ食べるものとしての一面もあります。カンパニーピクニックやちょっとしたイベントがあると必ずハンバーガーが登場しました。炭火の上で焼いた肉をパンの上にのせてもらって、スライスした玉ねぎやトマト、ピクルスを自分ではさんで作ります。カラッとした日差しの下で、肉の焼ける香りとともに齧り付くとなかなか美味しいものです。
◆ジュリア・チャイルド
95年にアメリカに行ったばっかりの頃はテレビを見てもほとんどわからなかったのですが、料理番組と健康器具などを売るインフォマーシャルだけは、何をやっているかはよくわかるので、暇さえあればボォーッと見ていました。
彼女の番組は好きでよく見ていました。毎回ゲストを招いて一緒に料理をする番組でした。大柄なおばあさんで、大抵のゲストよりも身長が高かった記憶があります。料理も大らかでたまに物をおとしたり、失敗してもあわてる様子もなく楽しそうでした。ジュリア・チャイルドは、誰にでもできるものとしてフランス料理の手法をアメリカの家庭に紹介したようです。
- 作者: 本間千枝子
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Mastering the Art of French Cooking, Volume I: 50th Anniversary
- 作者: Julia Child,Louisette Bertholle,Simone Beck
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