数学をやり直す。

去年の年末に、今年こそは数学をもう一回勉強してみようと買ったのが、この「数学読本」

数学読本〈1〉数・式の計算/方程式/不等式

数学読本〈1〉数・式の計算/方程式/不等式

 

全部で6巻まであって、高校数学くらいの範囲を扱っているらしい。「らしい。」というのは、正月明けに10ページくらいやってみただけで、ずっとほったらかしにしていたからだ。

 

日も短くなり、寒くなって家にこもって数学でもやってみようかなという気になり、先週から1日30分だけやるということに決めて少しずつ読み始めた。読本なので、説明が主で、問題は理解を確認するために挟まっている程度なので、私にはとっつきやすい。

 

昨日読んだ中に、「ユークリッドの互除法」というのがあった。二つの整数の最大公約数を求める方法だ。二つの数をa,b a>b とすると、aがbで割り切れる。つまり、a=mbとなれば、bがaとbの最大公約数。もし割り切れなくて、a=mb+n となったら、bをnで割ってみる。b=pn となればnがaとbの最大公約数。割り切れずにb=pn+qとならば、nをqで割ってみる。以下同じように割り切れるまで続けて、割り切れた時の商の値が最大公約数だ。

 

このなの学校で習っ記憶ないな、と思いながら証明を読み問題を解いてみる。そうすると、わかったような気になってくる。楽しい。今度こそ最後まで続けられそうな予感がする。

 

高校で理系科目がからっきしダメで早々に諦めてしまったことを心の奥底で後悔しているからなのか、時々数学や物理の独学本を発作的に買ってしまう。これまでに買ったのは、

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

 
基幹物理学―こつこつと学ぶ人のためのテキスト

基幹物理学―こつこつと学ぶ人のためのテキスト

 

どちらも途中で挫折して本棚でホコリをかぶっている。いつかまた始めるつもりで背表紙を毎日眺めている。