焦がしキャベツのスープ

有賀薫さんの「スープ・レッスン」という本がある。シンプルな味付けで、メインの野菜一種類を味わうためのスープのレシピをまとめた本らしい。「らしい」というのは本を買っていないからで、アマゾンでオススメされて説明を読んだのだ。その本の表紙にはキャベツを使ったスープの写真が使われている。大ぶりに切ったキャベツのところどころが茶色く焦げている。焦がしキャベツのスープというらしい。

 

この表紙だけで、キャベツの焦げた甘い香りとベーコンの燻製香が思い浮かんで、なんとも食欲をそそられる。冷蔵庫のコストコで買ったベーコンとキャベツを眺めていて、このスープの写真を思い出した。本は読んでないけれど適当に想像して作ってみる。

 

鍋にオリーブオイルを入れて大ぶりにくし切りにしたキャベツを焦がす。焦げた香りが立ち上るまでじっくり待つ。いい具合に茶色くなったらひっくり返して反対側も。水とベーコンを入れてキャベツに火が通るまで待つ。焦げが溶け出してスープは茶色になる。キャベツが柔らかくなったところで塩、胡椒で味付けして完成。

 

コンソメスープの素や鶏がらスープなど、だしの類は全く入れていないけれど、十分な旨味と香り。妙な旨味が後味として残らずスッキリして良い。

 

考えてみれば、ハチバンの野菜ラーメンや焼きそばの旨さは、少し焦げ気味に炒めたキャベツに負うところが大きいのかもしれない。その旨さに着目して、スープという形でまとめたのはすごいな。

 

他のレシピも気になるので、「スープ・レッスン」買うことにする。

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スープ・レッスン

スープ・レッスン

  • 作者:有賀 薫
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2018/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)