黒百合

昨日、実家のある加賀市から金沢まで戻るのに電車を使った。13時47分加賀温泉駅発の普通電車に乗った。1時間ほど、15時前に金沢駅に到着。

 

久しぶりに金沢駅のおでん屋さん「黒百合」に寄ってみた。

 

3連休の真ん中なので、コロナウイルス騒動の前までは、中途半端なこんな時間でも、お店に入るのに行列になっていた。今日は、さすがに人出が少なく、おでん鍋前のカウンター席が4席まとめて空いていた。お店に入るとそのおでん鍋前に案内された。飲み物は小堀酒造の「花伝」2合に燗をつけてもらう。つまみは、牛すじ煮込みのねぎのせと、鯖のヌタ。

 

テレビを眺め、斜め前にいるお客さんの顔を眺めて、観光客だろうか、地元の常連さんだろうかなどと考えながら、酒を一口。次は、板前さんが何を作っているのか眺めたり、目の前のおでんの漬かり具合を想像してから、サバぬたの酢味噌をちょっとだけ舐める。
 
黒百合は、おでんもいいが、おでん以外の料理がいい。特にぬた。ぬたは日によって、サバ、いわし、鯵のいずれか。どれもうまい。それと薄揚げを焼いたやつもいい。振り返ってみると、牛すじ煮込み、ぬた、薄揚げ焼きのどれかは必ず食べている。
 
お客さんは大半が観光客。店員さんに名前で話しかけられる常連と思しき人は3人。最近は、女の人のおひとりさまも結構いる。今日は、私と同年代と思しき人がカウンターに着くなり、黒ビールとシラスおろしを頼んでいた。なかなかやるな。
 
じっくり飲むつもりが、30分とかからずに2合あけてしまった。そうこうしているうちに、お客が混み始めたので早々に店を出る。
 
春の日差しに浴びて、いい気持ちになってふらふらと家まで歩いた。