香箱がに

両親が、用事で金沢に来たついでに、孫の顔を見に家に来ました。自分の畑でつくった、ジャガイモやサツマイモ、白菜、キャベツと一緒に香箱がにを持ってきてくれました。昨日ば取れたばかりのものを、なじみの魚屋さんから買ったそうです。


早速、晩御飯にいただきました。子どもに食べ方を教えながら食べました。長男は去年までは蟹は全然食べなかったのですが、今日は足の部分だけですが食べていました。かに味噌は苦手らしく、鼻をつまんで顔をしかめていました。


足から、爪の部分をちぎって、肉が詰まった部分の両端を切って、爪を足の細いほうからつっこむと、うまくいけばスッと、身が滑り出してきます。長男は最初は悪戦苦闘していましたが、二杯目を食べ終わる頃にはうまくできるようになっていました。


長男が生まれたのは、私が茨城県に住んでいたときです。出産予定日は11月の初めだったのですが、なかなか産まれませんでした。11月も半ばになったころ、私の親が香箱蟹を大量に送ってくれて、妻と二人で食べていたら、陣痛が始まりました。せっかくの蟹だからと、妻は陣痛をがまんしながら無理に全部食べて、病院へ。そのまま、入院し出産しました。蟹を食べるたびに、その頃のドタバタを思い出します。