41歳の春

パチンコ台のCMで気がつきました。自分がバカボンのパパよりも年上になってしまったこと。もう腹巻してステテコはいてもいい年なんだ。ってことは、息子がバカボン? 彼はバカボンというよりものび太か。


取引先の社長さんが、4月から平成生まれの従業員を雇うという話をされていました。20歳だそうです。20年前というと1989年。世の中はバブル真っ只中、わたしは大学生でした。今から20年前って私にとってそんな昔ではないという感覚なのですが、今20歳の人にとっての、20年前はどういうふうに感じられるのかと思います。


私が生まれたのは1966年、その20年前は1946年、戦争が終わったばかりのころです。私の感覚では、1946年から1966年までの20年は世の中が180度変わった、大きな断絶があるイメージです。一方1989年から2009年までの20年間はしっかり連続しているように感じます。これは、単に自分がリアルタイムで見ているかどうかで感じ方が違うだけなのでしょう。


とすると、自分が思っている以上に、1966年は戦争の残り香がただよっていたのかもしれません。確かにあの頃は、初詣などでお寺や神社にいくと傷痍軍人さんが白い服をきていました。テレビでは戦中、戦後の苦労話をテーマにしたドラマをやってました。あれは、当時40歳くらいの人に向けたものなのでしょう。


逆に、バブルの頃って自分が思っている以上に大昔のことなのかもしれません。あの頃の眉毛の太さは尋常ではありません。別の部族かと思うくらい。