すばらしい人間部品産業

売血、臓器移植、人口受精、遺伝子解読、クローンなど。人間の身体、またはその一部を「商品」として売買することが、どこまで進んでいるのか。それぞれの事例を丁寧に拾い上げていきます。血、精子、臓器、胎児、卵子、遺伝子などを、商品として売買することのグロテスクな様を、主にアメリカでの裁判事例をとりあげて次々と見せていきます。


新鮮な移植用の臓器をとりだすために、脳死の基準を作ると、次は、脳死の基準をどんどん幅広く解釈し、死体を臓器の保管庫のようにあつかうことになりかねないこと。子供の身長を少しでも高くするために、発ガンの危険を顧みず、成長ホルモンを与え続ける親。子供の病気の治療のために必要な成分を、胎児から得るためだけに、妊娠しようとする母。そんな事例が沢山登場します。

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