何人で呑むか

昨日は気の合う友人3人で飲みに行った。一晩あけて何の話をしていたのかほとんど覚えていないが、楽しかったという感覚だけが、内蔵の疲労感とともに残っている。

 

飲みに行くなら3人くらいまでかな、と思う。それより多いと色々疲れる。仕事がらみの懇親会なら仕方ないが、プライベートなら出来るだけ少人数でじっくり話したいと思う。3人ならカウンターでも全員が1つの話題に集中できるし、他の2人で盛り上がっている会話を傍らで聴いているのも好きだ。

 

2人なら相手はよく話す人がいい。相手の話を聞いて相槌うって、ときどき自分のことも話すくらいがちょうどいい。話す割合は相手が8割、自分が2割。お互い親しくて、少々無言で過ごすことも気にならないくらい気を使わない相手なら、ぼつりぼつりと呟きながら燗酒を酌み交わすのもいい。

 

気が向いた時にふらりと呑みたいし、職場関係だと誘うのも誘われるのもいろいろと気を使うしので、最近は1人のことが多い。よく知っている店に出かけてご主人と話ながら呑むこともある。また、大箱の店で周りがガヤガヤしている中、カウンターで1人でボーッとしたり、文庫本を読みながら過ごすこともある。金沢だといろんな人が入れ替わり立ち代り出入りして、1人でもふらっと入れて、安いお店が少ないのが寂しい。駅の「黒百合」や「白山茶屋」が良かったのだが、新幹線開業以降はいつ行っても満員でなかなかは入れない。