初期仏教

仏教は2500年前、紀元前5世紀ごろにインドで釈尊によって説かれた。その教えは釈尊の死後は声に出して語られることで伝承されてきたが、紀元前後に各地に広まった諸派が集まり、文字に書き残すようになる。

 

初期仏教とは紀元前の口頭伝承で伝えられていた仏教のこと。この本は現在残されている資料を元に口頭伝承時代の仏教の姿を探り出していく。

 

冒頭部分で仏教が誕生した頃のインド社会や仏典に登場する土地の位置関係が解説してあり参考になった。

初期仏教――ブッダの思想をたどる (岩波新書)

初期仏教――ブッダの思想をたどる (岩波新書)