散歩 浅電、業務スーパー

午後3時、空模様が怪しいので折りたたみ傘を肩掛けカバンに忍ばせ散歩に出かける。卯辰山、東山から石引・小立野方面、東山から田上方面、金沢駅から市民芸術村、犀川河川敷方面、最近はこのうちのどこかへと歩くことが多い。コースもほぼ固定されてきたので、今日は今まで歩いたことがないコースを歩くことにした。
 
浅野川下流に向かって歩いてみた。中島大橋のたもとから堀川町の川に一番近い通りを歩く。緩やかに左右にうねり、古い町家が残る通り。多分江戸時代からそのまま残る通りなのだろう。JRの高架をくぐると、川の土手に出る。歩行者専用道路だ。土手の高さが民家の2階の高さと同じで、土手から民家までが近いので、家の中の様子が見える。土手を裏庭のように使って、植木鉢を置いている家もある。斜面に野菜を植えている家もある。木槿が花を咲かせている家もある。濃厚な生活感を感じる道だ。犀川の河川敷や常盤町あたりとは違う雰囲気。川ではカルガモの群れが集まっている。
 
途中から車道が土手の上を通り、歩行者専用の道路がなくなる。北陸鉄道浅野川線、通称、浅電も土手のすぐ横を通るようになる。土手を降りて集落の中を線路沿いの道を探しながら歩く。歩行者しか通れない細い道を歩いていると、線路沿いの家の生活道路なんだろう、踏切のないところに歩行者が線路を横断するための踏み板が置いてあり、線路への侵入防止のロープに切れ目があった。この辺りは犬を買っている人が多いのか、犬の散歩中の4人とすれ違った。集落を歩いていても、玄関先に犬がいる家を何件も見かけた。
 
国道8号の高架まで歩いて引き返す。帰りは諸江のアルプラザの前を通る道を通る。途中で業務スーパーがあったので偵察。業務用の冷凍食品や調味料に加えて、野菜やお肉、乳製品や豆腐、お酒も売っていた。普通のスーパーの代わりに利用する人も多いのだろう、買い物客がひっきりなしにやってくる。大袋に入ったトルティーヤチップスが394円。トマトでサルサソールを作り、ディップして食べるとビールのつまみに最高。と思いながら手にとってみたが、いやいや、こんなん食べたら太るわ、と元に戻して何も買わずに店を出る。
 
金沢駅は4連休の最終日とあって、去年までのごった返すような混雑ではないが、そこそこの賑わい。2週間後にコロナウイルスの感染者が増えなければいいが。
 
駅から武蔵が辻、彦三を経由して帰宅。歩行時間は2時間20分。