「解説」する文学
関川夏央さんが文庫のために書いた「あとがき」を24編集めた本。本編は読んだことなくても、どの「あとがき」も「あとがき」だけでじっくり読ませるのはさすが。作品が書かれた時代背景とその時に作者は何をしていたかについて深く掘り下げる。藤沢周平や山田風太郎など、この本を読んで読みたくなった。
この本に集録されているあとがきの内、4編は司馬遼太郎の著書。『司馬遼太郎対話選集』の解説:司馬遼太郎と「戦後知識人」群像 は150ページを超える長い長い解説。中学生の頃に憧れた本の中の人たちの群像だ。こっちも読んでみたい。
この国のはじまりについて 司馬遼太郎対話選集1 (文春文庫)
- 作者: 司馬遼太郎,関川夏央
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04/07
- メディア: 文庫
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関川夏央さんと言えばこれ。高校の時に読んだ。今でも忘れられない。