経営者の条件
4月になったので、心を入れ替えて仕事のやり方を見直してみようと、買ってしまいました。タイトルは「経営者の条件」ですが、仕事をする全ての人の為の本です。
印象に残った、フレーズをメモしますと、
- 汝の時間を知れ
まず、自分の時間の使い方を定期的に記録して知ることが大事。想像以上に雑事に追われる時間が多いはずとのこと。私の場合は、8割以上がルーティンの仕事でした。そして、自由になる時間をひとまとめにすること。細切れの時間がいくらあっても、新しい企画を考えるような仕事はできない。私は電話の取次ぎで時間が分断されていらいらしています。そんなときは、朝早めに出勤して誰もいないところで静かに仕事すると、はかどります。
- 強みを生かせ
自分自身の強みを生かす、ということはもちろん、組織の強みに注目すべきということ。言い換えると、職場の弱みばかりを挙げて、文句たれている暇があるなら、今の手持ちの戦力でできることをやれ。それだけでも、やりきれないほどあるはず、ということ。耳が痛い。私も「組織が駄目だから」とか、「上司がアホだから」とか、つい愚痴ってしまうけど、今の状況のままで、自分ができることって、たくさんありますね。
- 最も重要なことから始めよ
やらなくても、誰からも文句が出てこないような仕事は、ほっといて、大事なことからはじめなさい、ということ。今までやってきた何かを止めないと、新しいことを始める時間はないです。職場の中での、どうでもいいような、問い合わせが多すぎます。全部まじめに答えていたら、自分の仕事できないので手を抜けるところは抜いています。
どれも当たり前のことなんですが、日常の生活で忘れがちなことなので新鮮でした。後は、まじめに仕事するだけです。
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1995/01
- メディア: 単行本
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