奈良の大仏がマラソンすると新幹線より速い?
奈良の大仏の座高は15mなので、身長は多分30mくらい。私の身長170cmの17倍。私はハーフマラソンなら調子が良い時は1kmを5分で走れるので、時速12Km。
奈良の大仏が、私並みに走れるとすると、時速12km×17倍=時速204km
ということで、青空と富士山をバックに、富士川の鉄橋を服を振り乱して大阪方面に向かって走る大仏と、新幹線が並走する絵が浮かんできます。
しかし、
身長が17倍ということは、体重は体積に比例するから17の3乗倍=4,913倍になります。身長170cmの人の体重が60kgだとすると、大仏の体重は60kg×4,913倍=294トンとなります。
骨の強度は骨の断面積に比例するので、体重が4,913倍になるといいうことは、断面積も4,913倍にならないと骨折してしまいます。断面積が4,913倍で長さが17倍ですから、骨の重さは83,512倍になる必要があります。人の骨の重さは体重の1/5、60kgの体重だったら12kgです。
で、大仏に必要な骨の重さは、12kg×83,512倍=約1,000トンとなり、体重294トンの全てが骨になっても足りません。構造を何か画期的に変えない限り、大仏は私と同じような動きでは走れないということになります。
だから、大きい生き物はのっそりした動きになるんでしょうね。ま、それだけなんですが。大仏が走る姿を想像するのが好きなので妄想にふけってしまいました。