パタゴニア

実家の小屋で発掘。大学3年か4年の時に買った1990年の初版の本の再読。


ミロドンという古代に生息した巨大なナマケモノの毛皮をくれた、祖父のいとこの足跡を求めて著者はパタゴニアを旅する。そこで出会った人々は、開拓者、犯罪者、アナーキスト共産主義者、探検家、船乗りくずれ・・・。わけあってパタゴニアに流れついた人たち。訪れた土地にゆかりの人々が年代に関係なく、何の脈絡もなく、次から次へと登場します。夢を見ているような感覚で読みすすんだ。


自分を知る人が誰も居ない地の果てで、ひっそりと暮らしてみたいという気持ちを時々抑えがたく感じるのはどうしてだろう。


この本絶版です。なんだかよくわかりませんが古本にやたらと高い値段がついている。

パタゴニア

パタゴニア


同じ著者のこちらもおもしろい。アボリジニが歌にのせて伝承してきた道を辿る旅。
ソングライン:http://d.hatena.ne.jp/benton/20070719

ソングライン (series on the move)

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