信楽

気になる人がお話をするというので、日帰りで信楽に行ってきた。朝7時に金沢を出たら10時には信楽に着いてしまい、午後の講演まで時間があったので、周辺でどこかおもしろいところないかと探すと、MIHO MUSEUMというところで六古窯の壷や甕をまとめて展示していることがわかった。昔から壷は大好きなので入ってみることにした。


山奥の控えめな看板をたよりに、なんとか入り口にたどり着く。チケットを買うと、「展示場はここから500メートル先、歩いて7,8分かかります。よろしければ電動カートもありますのでご利用ください。」と告げられ、どんだけ山奥にあるんやと心の中でつぶやく。


歩いていった先にあったのが、このトンネル。タイムトンネルみたい。


トンネルを抜けるとつり橋があって、その先が美術館。


建物の8割が地下にあって、周囲の景色と調和するように作られている.
http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm


「古陶の譜 中世のやきもの −六古窯とその周辺−」の展示は見ごたえありました。常滑、瀬戸、丹波、越前、信楽備前の六古窯のほか、珠洲や加賀などその他の窯も勢ぞろいで展示されています。穀物や水を貯える生活必需品であった、甕、壷。道具として作られたはずなのに見ていて飽きません。特に、信楽は黒く焼け焦げたところや、自然釉が流れたところ、赤くなったところといろんな景色がおもしろい。
全くの予備知識なしだったので驚きました。こんな所にこんなに立派な美術館があるなんて。