数学のお勉強
数学で苦労していた娘を、少しでも手伝おうと中学校の数学を復習して見たら意外に面白い。こんなに面白いのなら現役の時には全く歯が立たなかった高校の数学をやり直してみようかと思い手に取ったのが、岩波書店の「数学読本」。
意気込んで買ったものの、この半年ほど放ったらかしにしていたが、夏の暑さも和ぎ秋の気配に誘われて、静かに勉強でもしようかという気分になり、9月に入ってから毎日1〜2ページづつ問題を解いている。第1巻全200ページのうち、ようやく140ページまで進んだ。
この本いいです。説明は読者に語りかけるような調子で丁寧でわかりやすい。説明の流れに沿った問題が簡単なものから難しいものへと並んでいるので解きやすい。受験参考書でないので超絶難しい問題はない。文系の数学落ちこぼれの私でも独学で読んでいける。
10分でも15分でもスキマの時間に数学の問題に取り組めば、浮世のウンザリする出来事を忘れて集中できる。高校の時はわからなくて、まともに勉強もしなかった数学が、こんなに面白いとは。授業についていかねばとか、良い成績を取らなければというような、プレッシャーがないので、暇つぶしにパズルでも解くような取り組めるのがいい。