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弱虫ペダル
息子が家に残していった「弱虫ペダル」を風呂に持ち込んで読んでいる。何故かよくわからないが35巻から45巻まである。風呂に入る度に1冊か2冊読んでいる。1冊で約30分。2冊読むとほぼ1時間湯船に浸かることになる。1時間湯船に浸かると頭皮からも全身から汗が吹き出す。風呂から上がってもしばらくは汗が止まらない。体が温かいうちに布団に潜り込んでそのまま寝ると、ホカホカのまま眠りにつくことができて誠に心地よい。
レアチーズケーキ
失われた時を求めて3 花咲く乙女たちのかげにⅠ
失われた時を求めて3 花咲く乙女たちのかげにⅠ
2巻はスワンとオデットの恋の顛末のお話、最初はスワンが優位な立場で始まった恋が、付き合いが続いていくうちに立場が逆転し、スワンがオデットに翻弄されるようになる。スワンはこのままでは破滅してしまうという、ギリギリのところまで追い込まれる。しかし、最後にふと気付く。「あ、俺もともとオデットのこと、そんな好きなわけでもなかったわ。」と。
3巻はこの物語の語り手である「私」が、どういう経緯があったのか結婚したスワンとオデットの娘、ジルベルトと恋に落ちるお話。私もジルベルトも年齢は14、5。どうしても自分の恥ずかしい経験を思い出し、それと照らし合わせながら読むことになるので、胸が詰まる。相変わらず描写の解像度が高く、「私」の気持ちに引っ張られてドキドキする。13巻までこの調子で続くのだとすると最後まで読むのはきつい。
失われた時を求めて(3)――花咲く乙女たちのかげにI (岩波文庫)
- 作者: プルースト,吉川一義
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/11/17
- メディア: 文庫
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かき餅
正月の鏡餅をかき餅にした。ここ5年ほど毎年作っている。
鏡開きをしたら、鏡餅を2センチ角のサイの目に切る。松の内の間にお餅が乾燥しているので、包丁を両手で押さえて結構な力をいれなないと切れない。特に今年買った越山のお餅は水分が少ないのか硬くてそのままでは包丁の刃が入っていかない。1日お餅を丸ごと水に浸けてふやかしてから切った。切ったお餅はザルに並べて乾燥させる。私は居間の石油ファンヒーターの上に乗せて放置する。2週間程度で芯まで乾燥する。乾き切ってしまえば、カビがはえることもないので保存用の瓶などにいれておけば日持ちする。
1月14日に餅を切って乾燥させたかき餅が完成したので、今朝、オーブントースターで焼いて食べてみた。紅白のお餅が乾燥して淡いピンクと白のかき餅、味はもともとのお餅の塩味だけ。お米の甘みと旨味が1番よくわかる。去年までは娘も妻も食べず、私がひとりで楽しんでいたのだが、今朝は2人ともポリポリと手を伸ばしていた。いつもより早く無くなりそうだ。
意識と仏教の話
何のために
自分のために何かをしようとしても長続きしない。思っているほど自分の事を気にかけていないのだろう。自分の為に必要な物というのは実はそれほど多くなくて、命をつなぐだけの食べ物と、衣服と安心して眠れる場所があればその他は大したものは必要ない。だから、お金は大したインセンティブにならない。食べ物と服となる場所は、今の日本ならどうとでもなる。空き家はたくさん、自分で料理すれば食べ物も安い。古着も溢れるくらい流通している。
誰かの役に立ちたいと思う気持ちは、自分の利益を思う気持ちよりも、長く続く動機になる。子供のため、妻のため。べただけど誰かが喜ぶ顔を見たい気持ちは、生きて何かを成し遂げる理由になる。
もうひとつ強い動機となるのは、何かを企てようという気持ち。大げさな大義はないのだけれど、こんな事出来たら面白いだろうなとか、誰かをあっと言わせたい気持ち。いたずらごころと言ってもいい。誰に言われたことでもなく、大事でもないことを勝手にやり始めて、企てている時が1番面白い。成功しても誰かが褒めてくれるわけでなくてもいい。損得抜きで好きでやってるのがいいのだ。
ニトリで買い物
娘を塾へ送って行ってから、妻と2人でニトリで細々とした買い物へ行く。持ち手がちぎれたので新しい洗濯籠、塩と胡椒のミルや醤油差しなど毎日つかう調味料を置く台、ひとり分の味噌汁をつくるのにちょうどいいくらいの小さいステンレスの鍋、1人がけのソファに被せるカバーを買った。朝10時30分頃にお店に入ると、そこそこの賑わいだった。そこそこのデザイン、品質、そこそこ安い価格。とこだわりがなければ、普通に暮らす分には必要十分だ。
ニトリの次はやまやで贈り物用のお酒と米と岩塩を買う。晩御飯にタコ焼きをするというのでお供のビール350cc缶を1本、妻は梅酒を買う。
帰りに隣の岩本屋でお昼ご飯を食べる。妻はラーメンと唐揚げ、私は鶏塩タンメンと唐揚げ。日曜日のお昼だというのに店員さん2人で対応していたけれど、ピークの時にはお客さんをさばけるのだろうかといらん心配をしながら店を後にする。
雨が降り続くので午後は家にこもって、それぞれが昼寝をしたり書き物をしたり、本を読んだりと気ままに過ごす。私は昨日発注したiclever社製のiPad用折りたたみ式ワイヤレスキーボードが届いたので、早速そのキーボードを使ってこの文章を書いている。これまで使っていたキーボードは使う度にbluetoothの接続を設定しなければならなかったのが我慢できなくなって買い換えたのだ。薄く軽いけれどキーピッチが広く使いやすい。これなら出張先で報告書作成するのもはかどるわ。
失われた時を求めて(1)(2)
最初はスワンはオデットのことをそれほど好きという訳ではなかった。スワンはわざと冷たく接して焦らしたり、手紙に返事を出さなかったりと強気の態度で接して、オデットを弄ぶ。ところが長く付き合ううちに立場が逆転する。あなたのためにいつでも時間は開けてあると言っていたのに、今日は観劇だ、友達にお茶に誘われていると会えない日が続く。そうなるとスワンは気が気でない。オデットの行動を知りたいと後をつけたり、約束もなしに不意に家を訪ねてみる。そのうちにスワンの頭の中はオデットのことで頭がいっぱい。何もしないで毎日オデットのことだけ考えて廃人のように暮らす。オデットに冷たくあしらわれ、焦らされて、時々優しくされてどんどん沼にはまっていく。もう、スワンは身を滅ぼす、というところで、スワンは気がつく。「あっ、俺それほどオデットのこと好きでなかったんや、あんまり好みの顔じゃないし。」
最初は19世紀末のパリの街や人の固有名詞がたくさん出てきたり、細かい心理描写がまどろっこしくて頭に入ってこなかったけれど、落ち着いて読むと、糸を針の穴に通すように過不足のない絶妙な表現であることに気づいた。
時間をかけてじっくり読みたい本だ。
失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)
- 作者: プルースト,吉川一義
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/11/17
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失われた時を求めて(2)――スワン家のほうへII (岩波文庫)
- 作者: プルースト,吉川一義
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/05/18
- メディア: 文庫
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