玄米スープ
4月に入ってから妻が。辰巳芳子さんのスープをまとめた料理本「あなたのために」の一番最初に登場する、「玄米スープ」を作るようになった。小麦色になるまで弱火で丁寧に炒った玄米を昆布と梅干しと一緒に煎じスープだ。じっくり弱火で30分煎じている間にも玄米の香ばしい匂いが部屋に満ちる。口に入れるとじわっと体に染み渡っていく。スープだけをカップに一杯飲んだだけで不思議な満足感がある。体に必要な成分が濃縮されているからだろうか。煮出した玄米は出涸らしで味はほとんどないけれどじっくり噛み締めるとなんとも言えない滋味なので、一緒に食べると腹持ちもいい。妻が始めたのだけれど、私の方がはまってしまい毎日朝起きると私が準備している。