2013-01-01から1年間の記事一覧

チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来

20世紀半ばに、フォン・ノイマンが初めて「プログラム内蔵型コンピュータ」を作った頃のお話。 17世紀にライプニッツが0と1ですべてを記述できるという原理をとなえ、アラン・チューリングが万能計算機が可能だという数学的裏付を確立し、フォン・ノイマン…

自転車で実家へ。

8月15日に、お盆の墓参りのため、息子と二人で自転車で金沢から加賀市の実家へ行ってきた。息子は去年も一度加賀市まで自転車で行っているので道はわかっている。ただ、この暑さなので少し熱中症が心配。水をたくさん持っていくように、途中のコンビにで休憩…

ペルセウス座流星群

思い立って、家族全員で流星群を見てきた。 午後8時前に全員就寝し夜中の12時に起床。車でキゴ山に向かう。キゴ山は流星群見物の人たちで大賑わいで、赤いランプを持った誘導員までいた。舗装された広場は既に先客でいっぱいだったので、敷物と毛布を持って…

二郎は鮨の夢を見る

銀座のお鮨屋さん、「すきやばし次郎」の小野二郎さんのドキュメンタリー映画です。アメリカ人であるデビッド・ゲルプ監督の作品。 小野さんが鮨をにぎる姿、職人さんや市場の人達の働く姿、お客さんに出されたお鮨のたたずまいの眺めているだけでも楽しい。…

陽が高くなる前にひとっ走り

浅の川沿いを内灘方面に行き、金沢港、金石、しおさいロード経由で手取川河口まで。そこから川沿いを遡り鶴来までいって、金沢に戻る。 手取川沿いの採石場、こういうむき出しのメカの絵柄に何故か心惹かれる。

東京出張

今週は、火曜日から1泊2日で東京出張だった。泊まりは両国駅近くのビジネスホテル。1日の仕事を終えホテルにチェックインして身軽になってから、職場の同僚4人で晩御飯に出かける。 先ずは、浅草橋の「西口やきとん」へ。ここのやきとんは本当にうまい。私が…

焼き野菜のマリネ ゴーヤチャンプル

妻と娘が出かけたので、息子と二人きりの晩御飯は私が作る。妻のお父さんが送ってくれた夏野菜をたくさん食べられるメニューをということで、マリネにすることにした。万願寺とうがらし、パプリカ、ズッキーニを魚焼き用のグリルで焦げ目がつくくらい焼いて…

夕陽

息子と二人で実家の近くの海で泳いできた。 昼間は陽射しが強すぎるので、5時半を過ぎて涼しくなった頃を見計らって出かけた。海岸には釣りをしている人が二人いるだけ。その人達もしばらくしたらいなくなってプライベートビーチ状態。海は昼間の陽射しであ…

国家(下)

プラトンの国家の下巻。 認識についての洞窟の比喩がでてくる。我々は洞窟の奥に向けて首を固定されていて、洞窟の奥の壁に映し出される、背後にある物の影を見ている。そして、その影の些細な違いについてあーでもない、こーでもないと議論しているに過ぎな…

謎の独立国家 ソマリランド

恥ずかしながら「ソマリア」がアフリカのどの辺にあるのか知らなかった。内戦や飢餓で大変なことになっているという印象しかない。著者の高野さんが言う「リアル北斗の拳」の世界。そんなソマリアの北部を「ソマリランド」という謎の独立国家が20年近くに渡…

温泉ライダー

温泉ライダーに参加してきた。会場は実家から自転車で10分くらいのところなので、スタート時間に合わせて自走で会場へ。朝に雨が降ったけれど、スタートしてからは晴れてかなり暑い。今年はソロで4時間走ったので、熱中症にならないよう周回ごとに水を飲んだ…

電車のデザイン

この前、東京で立ち寄った「タロー書房」は本の品揃えも面白く、居心地が良くて気に入ったので、お店をデザインした水戸岡鋭治さんの本を読んだ。 水戸岡さんは、JR九州の車両を中心に多くの電車をデザインしている。この本の前半はそんな電車たちの写真集。…

漢文法基礎 本当にわかる漢文入門

この「漢文法基礎」はZ会の教材として連載されていた内容を一冊にまとめたもの。長く絶版になっていたが、2010年に講談社学術文庫で復刊した。今時、受験のためにここまで漢文を詳しく勉強する高校生もいないと思うけれど、じっくり漢文に親しんでみたいひと…

タロー書房

先週、東京に出張に行ったときに、日本橋三越のななめ向かいのビル(コレド室町)の地下で見つけた本屋さん。時間調整をしようとふらりと入って本棚を眺めると、場所柄金融関係のお客さんが多いのか、入り口近くには経済関連の本、それもかなり骨っぽい本が…

貧乏人の経済学

実もふたも無いタイトルですが非常に面白い。世界から貧困をなくすには何をしたらいいか書いてある。行政に関わる人には是非読んでほしい本。 民主主義か独裁政権か? グローバリゼーションによって貧乏人は搾取されている。植民地時代に欧米諸国が導入した…

栃尾の油揚げ

妻がスーパーで栃尾の油揚げを買ってきてくれた。新潟県長岡市の栃尾というところで作っている油揚げ。かたちが長方形で分厚いのが特長。早速焼いて、葱とかつおぶしを薬味に醤油で食べて見た。 しっかりと揚げてあるので、豆腐っぽいしっとりした部分が少な…

ブランコ

この前の日曜日の夕方、妻は「華麗なるギャツビー」を見に行くと駅前の映画館へ、息子は勉強してくると図書館へ出かけ、娘と私が家に残された。小学4年生にもなると最近は娘も私とあまり外に出かけようとしないのだが、この日は珍しく公園に行ってブランコに…

量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突

学校で原子モデルを勉強するとき、太陽の周りを地球が周るように、原子核を中心に電子が周回している絵を見せられる。でも、このイメージはどうも正確でないらしい。 量子力学では、電子がどこに存在するかは確率でしかわからない。原子核の周りにもやもやと…

標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学

今年は少し山歩きをしてみたいなと思っていたところで、本屋でたまたま目に入って読んで見た。日本人で初めて14座ある8000メートル級の山すべてに登頂した竹内洋岳さんの著書。 8000メートル超の世界は、宇宙に一番近い場所であり、そこへの登山を海での素潜…

日本農業への正しい絶望法

著者は、本来の日本農業の強みは技能集約型農業にある、日本の農業を強くするには、農作物をつくる技能を磨いて小さい面積から多くの、品質の良い農作物収穫する技能を磨いていくことにつきる。といいます。 今一番の問題は、これまで受け継いできた優れた日…

父親のような

土曜日は金沢市の中学校陸上競技大会。息子が走り幅跳びと100mに出場、もしかしたら中学生で最後の大会になるかもしれないので自転車で金沢市営陸上競技場に行ってきた。 私も中学時代は陸上部。この競技場でも1500mや800mを走っていた。当時はアンツーカー…

散歩

ひとりの時間が出来たので、香林坊から竪町、新竪町、犀川河川敷、寺町、平和町、野田山まで散歩してきた。往復4時間くらい。 新緑が目にしみる。

ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣

減量、勉強、運動。続けてやろうと決心してもすぐに挫けてしまう。この本は決心をゆるぎないものとするためにどうすればいいのか教えてくれます。特にどういうふうにコミットメントとインセンティブ(鞭と飴)の制度を設計すべきかを詳細に解説します。へた…

明るいニヒリズム

過去、現在、未来と、あたかも数直線上を左から右へと流れていくように時間を捉えることを著者は否定します。数直線を左に戻れば過去がそこに保存されていて、右に行けば未来を見ることができる。そんなのはおかしい。今ここで、世界のすべてが湧き出してい…

言葉の水割り 酒と煙草と、ぼくの思いはインターネット

株式会社インターネットイニシアティブの社長の鈴木幸一さんが週刊文春に連載していたエッセイを本にしたもの。「成功するためにはぁ」とか「グローバル化する世界で勝ち抜くためにぃ、」とかビジネス雑誌に出てくるような力の入ったお話しは一切無い。 散歩…

いしかわ動物園

連休だけど、息子は部活で、妻もいろんな用事があって家族揃って出かけられる日がない。今日は娘が動物園に行きたいというので娘の友達も連れて3人で行ってきた。娘は11時からの動物園の獣医さんのお話をどうしても聞きたかったそうだ。 9時30分に動物園に…

超ヤバい経済学

前作の「ヤバい経済学」ではデータを駆使して、大相撲の八百長や試験での不正など、ヤバい現実を明らかにした著者が、今回も身もふたもない人間の行動を見せてくれます。 17世紀まで多くの妊婦や赤ちゃんの命を奪った産褥熱の原因が、死体解剖の後に手を洗っ…

進路

今年中学3年生になった息子と二人きりで車で高速道路を走っていたら、彼が「高校どうしようかなぁ。」とぼそりとつぶやく。高専に行こうか、普通の高校に行こうか迷っているらしい。高専で好きなプログラミングを心ゆくまでやってみたいそうだ。 「まだ考え…

グーグル ネット覇者の真実

初めて内部に入り込んで取材することを許された著者が、会社創業時から2,011年までのグーグルを綴ります。いろいろな出来事をかなり詳細まで説明してあるので600ページもありますがテンポ良く読めます。ネットで莫大な収益をあげる方程式の答え(=アドセン…

フラット化する世界 下

フラット化する世界において政府がなすべきこと三つ インフラの整備 教育 ガバナンス インフラの整備は、通信インフラ、空港、港、道路などの交通インフラを整備して、国民が誰でも簡単にフラット化した世界へアクセスできるような環境を整えること。インド…