2010-01-01から1年間の記事一覧

赤いか

土曜日の近江町市場パトロール。息子が「イカ刺しをぐわっと箸で掴めるだけ掴んで、醤油にどぼっとつけて、あつあつのご飯にのっけて食いたい。」と大変具体的に晩御飯のおかずを要望するので、それじゃあと、今週のお目当てはイカ。 旬なのか、どのお店にも…

片口

安江町の花屋さん、花のアトリエこすもすで開催中の、工藤和彦さんの器展で片口を買ってきた。手に持った感じとほのかな黄色の色合いが気に入りました。工藤さんは、北海道の旭川で、地元で採れる黄砂が堆積してできた粘土を使って器を作っている方です。と…

いしかわ動物園

なんとか天気が持ちそうだったので、娘と妻と私の3人で動物園に行ってきた。息子は「動物園なんて何が面白いかわからん、家で宿題でもしとるわ。」などと生意気なことを言うので、留守番。 3年ぶりの動物園は、ライオンやトラの建物が改修され、より間近で動…

「正法眼蔵」を読む 存在するとはどういうことか

あるものが存在するのは、それ自体を存在させる実質があって、それを認識する自己があると考えるのが二元図式による認識。正法眼蔵は、そういう立場はとらない。実質であると感じているものは虚構であり(無常)、他のものとの関係性(縁起)から立ち上がっ…

人は死ぬから生きられる 脳科学者と禅僧の問答

脳科学者の茂木健一郎さんと、恐山の院代を務める禅僧の南直哉さんの対談。数年を置いて行った3回の対談がまとめてあります。キーワードは、無記、無常、縁起 無記とは、よく生きるために、役に立たない、関係ないことについては、あえて何も語らないこと。…

世渡りの技術 年間生活費50万円は可能だ!

我が身を振り返ってみると、仕事が最優先で、その他のことはお金で解決すればいい、と思っていたこともある。衣食住、子育てなど。でも、そうすると、毎日の暮らしがだんだん味気なく感じるようになった。何気ない日々の生活が大事だと最近思う。自給自足と…

素数の音楽

2、3、5、7、11、13・・・・・・ 素数について私が知ってることといえば、学校で素因数分解に苦労したこと。気まぐれに出現するなぁ。くらいか。この本はそんな素数に規則性を見出そうと苦闘してきた数学者の歴史です。 まず、ガウスが素数の出現す…

私とは何か さて死んだのは誰なのか

タイトルのとおり、あれやこれやと考えたり悩んだりする、この私とは何なのか?というのが、この本の問いの始まりです。著者の池田晶子さんが亡くなったあとに、未発表、未収録原稿を編集して出版された本です。 人間とは何か。 という形で問いを立てたこと…

玉川図書館、蛸、かます。

街に出てユニバーサルデザインの考え方で作られたものを何かひとつ探してくる宿題が出た。ついては、友達と一緒に玉川図書館へ行って探してくるので、一緒に来てほしい、と息子が言う。6年生なんだから2人で勝手に行ってくればいいじゃん。と私が言うと、学…

ベーグル

妻が久ぶりにベーグルを焼いてくれた。見てのとおり真ん中にあるはずの穴が埋もれてしまって、少々不恰好ですが、むっちりとした歯ごたえがあり、なかなかのもの。焼いた鮭の身を混ぜたクリームチーズや、レーズンを混ぜたクリームチーズを挟んで、お弁当に…

みその本 みその料理

お味噌を使った料理を紹介する本。全体で200ページのうち、みそ汁の部分が118ページを占める。出汁のひきかた、出汁の種類、みその使い方、みそ汁に合う具を丁寧に説明していいます。読み終われば、ちゃんとしたみそ汁をいただきたくなること必至。 辰巳浜子…

メギスの焼いて煮たの

土曜日夕方の近江町市場パトロール。今週は、地物の鯵、鰯、めぎす、赤いか、たこが沢山。北海道の秋鮭も出回っていた。ひと山200円のめぎすをふた山購入、全部で30尾ほどになる。家に帰って早速料理。素焼きにしてから、酒、味醂、醤油で煮る。頭を落として…

運動会

今日は町内会対抗の運動会。7時半のテントの設営のお手伝いから始まって、運動会終了後の町内の懇親会が夜の7時まで、家族全員が運動会で1日過ごしました。 私は、担架搬送リレーと町内対抗リレーに出場。リレーは後半の足取りが怪しく、転びそうになりなが…

秋の空

午後は、東山のあうん堂で1時間ほど読書。常連さんや、観光で遠くから来たと思しきかたが入れ替わりたちかわりで賑わってました。その後、東山から近江町市場へ歩く。午前中までの曇り空が晴れて、彦三の通りから澄んだ青空が見えた。ついこの前までは、シ…

かわはぎの煮付けと大根菜のナムル

土曜の夕方の近江町市場パトロール。大きな鯵、に鰯、秋刀魚が沢山ならんでいたけれど、今日は意外と地物の魚が少ない。ヤマカ水産で、かわはぎを5尾、400円で買う。野菜は、栗、蓮根、里芋、茗荷が目立っていた。小芋を、きぬかつぎにして食べようかとも思…

数覚とは何か?

この本は、視覚や聴覚、触覚と同じように、人や動物がリアリティをもって数をとらえる感覚=数覚を持っていることを、脳科学の面から説明する。生まれたばかりの赤ちゃんや動物でさえ、数を数える能力があるといいいます。赤ちゃんの場合、ふたつの点が描か…

日常生活の中の禅

以前にも一度読んだのですが、再読。この本は、手元に置いてくり返し読んでみたくなる本です。 著者は、確固とした実体の存在をとことん否定します。 人は普通、自分と相手がいて、出会いが起こると思うだろう。しかし、実際には出会わない限り、「私」も「…

柿の葉寿司

この3連休は、実家の秋祭り。秋祭りといえば柿の葉寿司です。18日の朝早起きして、妻と母が作ってくれました。奈良県や和歌山県にも柿の葉寿司を作るところがあるようですが、あちらは、柿の葉でご飯を包む形。石川県の加賀市では、広げた柿の葉に酢飯と具を…

漆アートウォーク テノチカラ展

連休の2日目、輪島で開催中の漆アートウォーク展に行ってきました。輪島漆芸研修所で学んだ若手の方に発表の場を提供しようと、3年まえから開催しているそうです。まちなかの、2箇所が会場になっています。散歩がてらぶらぶらするには丁度いい距離です。 自…

朝市をぶらぶら

せっかく輪島に来たので、朝市をぶらぶら。3連休ということもあってか、大勢の人でにぎわっていました。鯖や鰊の糠漬けを置いているお店が増えたような気がしました。 朝市の通りで、桐本木工所さんのお店を見つけ入ってみる。売り物なのかどうかわかりませ…

椿を植える。

輪島でぶらぶらした後は、珠洲へ。珠洲の唐笠ファームで椿の植樹式に参加してきました。将来は、ここの椿油でせっけんを作ろうという計画もあるそうです。両側に海が見える景色のいい場所でした。炊き出しのお結びがおいしかった。 会場に向かう途中、山間の…

量子力学と私

日本人として二人目のノーベル賞を獲得した、朝永振一郎の著作集です。自らの研究生活をふりかえったもの、素粒子とは何かを素人にもわかるように解説したもの、など11編あります。 ベルリンでの留学生活を綴った「滞独日記」は、研究がうまくいかない日々の…

ちょっと昔の道具から見なおす住まい方

まな板、包丁、砥石、亀の子たわし、へちま、貝なべ、羽釜、ほうろく、七りん、すりこぎ、すり鉢、鰹節けずり、そば打ち、餅つき臼、石臼、飯櫃、米びつ、乾物箱、揚げ板、漬物石、漏斗、竹の皮、ちゃぶ台、箱膳、漆椀、醤油刺し、箸、箸箱、かなだらい、ト…

自由研究

今年の長男の自由研究のテーマは、「透明な氷を作るには?」だ。10日程前から、アイスキャンディーを作る容器を使って、水の種類や凍らせ方を変えて実験をしてきた。自分でまとめとけよと言ってはあったけれど、全然進んでいない。今日は、これまで集めたデ…

読書について

本を読んで、RSSで沢山のブログを読んで、外に出ているときもiPhoneでweb見て、メール読んで・・・。最近朝から晩まで、四六時中活字を目で追っているような気がする。見境なく活字を読んで1日を過ごし、夜には疲れ果てていることがある。 読書とは他人にも…

宇宙エレベーター

静止軌道上(地球から約36,000Km上空を、地球の自転と同じ24時間周期で回る)の人工衛星から、ロープを地球に向けて伸ばす。すると、重心が地球よりになるので、そのままでは、地球に落ちていってしまう。地球と反対側にも同じ長さのロープを伸ばすと引力…

暮らしのためのデザイン

昔の日本の家や道具は、「身度尺」で測って作ってあったので使いやすかった。 「身度尺」とは、人の身体の長さに合わせて道具や家の寸法を決めることです。お椀なら四寸(120ミリ)。日本の何処の漆器産地の汁椀も4寸になります。これは、両手の親指と中指で…

戦争請負会社

必要最小限の機能のみをもつ政府の例えとしていわれる、「夜警国家」。国は警備と防衛だけをやってればよろしい。それ以外の余計なことはするな。と言ってたら、現実はもっとすすんで、警備や戦争を国に変わってやってくれる「戦争請負会社」が勢力を伸ばし…

柴田是真 漆*絵 展

妻と子供達が大阪へ帰省したのを幸いに、富山の水墨美術館へ柴田是真の漆絵を見に行ってきた。色漆を駆使した絵や、文箱や印籠などの漆芸品、水墨画が80点あまり展示されていた。 見た目は陶器の茶入れだけど、実は漆で飴色に塗り陶器に似せて作ったものや…

非才

人の能力は遺伝できまるのか、後天的な努力で決まるのか?著者のマシュー・サイドは100%、後天的な努力で決まると言います。生まれつきの才能なんて、ない。若くして世界トップレベルで活躍する、神童と呼ばれるような人たちも、若いころからすさまじい…